海外FXの信託保全:業者が破綻したら預けたお金はどうなる?
- 国内の登録業者の信託保全の仕組み
- 信託保全ができた理由
- 海外の無登録業者で前提にできないこと
国内の登録業者の信託保全
金融先物取引業協会によると、2009年の府令改正で、登録業者がFX取引の証拠金を預かる場合の区分管理は、信託銀行等への金銭信託に一本化されました。
- 業者は、顧客ごとの管理金額を毎日算定し、計算日から2営業日以内に信託銀行等へ信託する
- 信託には受益者代理人を置き、そのうち1人は弁護士などでなければならない
- 業者が破綻したときなどは、弁護士などの受益者代理人が顧客資産を守るための権限を使う
信託保全ができた理由
2007年夏以降、FX業者の破綻が複数あり、資金の流用や損失によって、顧客から預かった証拠金が返還できない事例がありました。こうした実態を踏まえて、業者や取引先が破綻しても証拠金が保全されるようにルールが改正された、と金融先物取引業協会は説明しています。
海外の無登録業者の場合
このルールは日本の登録業者に向けたものです。日本の登録を受けていない海外業者について、同じ保全の仕組みがあるかは、当局が確認していません(金融庁は、無登録業者は保護の態勢が確保されているか確認できないと説明)。
- 業者が「資金は分別管理している」と説明していても、日本の制度で確認されたものではない
- 業者が破綻した場合、日本の制度の中で返還を求めることは難しい(無登録業者への追及は極めて困難:金融庁)
個別の海外業者の資金管理方法や、海外当局の補償制度は、当サイトでは確認していません。業者の公式サイトと、その国の当局の情報で確認してください。
預けるお金を決めるときの考え方
海外業者に預けたお金は、相場の損失とは別に、業者の破綻やトラブルで戻らない可能性があります。口座に置いておく金額は、失っても生活に困らない範囲にし、使わない資金は置いたままにしないことが、自分でできる対策です。
保存用チェックリスト
チェックはこの画面の中だけで使えます(保存はされません)。スクリーンショットで保存してください。
よくある質問
海外FX業者が倒産したことはありますか?
当サイトでは個別の業者の破綻事例を確認していないため、掲載していません。
海外業者が「信託保全している」と書いていれば安心ですか?
日本の制度による確認ではありません。どの国のどんな仕組みか、海外当局の情報で確認してください。
次に確認する記事
出典
この記事について 運営者は弁護士・金融の専門家ではありません。金融庁などの公開情報をもとに一般的な内容を整理したもので、個別の投資判断・法律判断の助言ではありません。情報の確認日:2026-09-29。
海外FXのリスク 海外FX業者の多くは日本の金融庁に登録されておらず、日本の投資者保護の制度の対象外です。金融庁は、無登録業者とのトラブルは追及が極めて困難だと説明しています。FXは証拠金以上の損失が生じるおそれがあり、元本も利益も保証されません。